2013年9月3日火曜日

ブラックジョーク:深刻な告白

ケビンは朝から憂鬱だった。
今日は,息子のジョンに大事な話を打ち明ける日だった。
空に広がっている薄暗い雲は,
まるで,ケビンの気持ちをあらわしているようだった。

「ジョン,そこに座りなさい。」
いつもとまるで違う父親の様子に戸惑いながら,
ジョンは父親の言うとおりにした。
「今日は,お前に大事な話があるんだ。」

父親の表情から,それがただならぬことだと
ジョンは感じた。そして,黙ったまま,父親の言葉を待った。
「ジョン,これはホワイト家に生まれた子なら耐えなければいけない試練だ。
 父さんも14歳の誕生日に子の話しを聞かされた。これから話すことは,
 お前のこれからの生き方に大きくかかわってくることだ。」

ジョンはじっと聞いていたが,嫌な予感がした。
14歳の誕生日の今日,どんなことを聞かされるのか・・・
莫大な借金でもあるのか・・・それとも遺伝的な病気でも・・・

ケビンは続けた。
「ジョン,現実をしっかりと受け止めて欲しい。
 それが,ホワイト家に生まれた者の,そしておまえの宿命だ。」
ジョンは一言も声が出せなかった。

長い沈黙の後,ケビンは意を決して話しだした。
「ジョン・・・
 じつは,サンタクロースはいないんだ。」

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